英語音読のやり方と注意点

学校であれほど英語の勉強をしたのにちんぷんかんぷん…。それは音読をしてこなかったからかもしれません。音読の楽しさを実感してもらうためにも、私なりの効果の出る音読のやり方と注意点をお伝えしていきます。

本物の英語を音読することに意義がある

英語を音読という手段で学習するときの注意点は、「ネイティブに通じる英語になるように」音読するところにあります。

実際の単語や英文の発音を無視して、自分で勝手にイントネーションを付けた音読を重ねても意味はありません。音読学習法といえど、最初は正しい聞き取りからスタートするべきなのです。

 

音読教材を選ぶときに注意するべき点

正しい音読を行うために、まずネイティブの人が話す正しい英語が聞ける音源を手に入れましょう。英語学習用のCDでも、ラジオやテレビ番組や洋画で聞ける声を参考にするのでも良いです。

重要なのは正確な英語かという部分にありますので、ぜひ信頼のおけるものを見つけて下さい。ただ音源の中で話している英文は、できる限りその意味も綴りも認識できる状況にあった方がよいので、耳から聞こえる英語が目で見える文字になっている状態のものから探すのが効率的です。

 

音読自体は単純だが、意識の持ちようで効果は全然違う

音読のお手本となる音源を入手したら、後はそれを繰り返し聞いて耳に焼き付けて、同じ発音を目指して声に出して読むだけです。

単純な学習法ですが、聞いて読んでの往復を何度でも続けることで、英語は次第に耳や口に馴染んでくるので、短時間では終われません。

始めは一単語ずつゆっくりと大切に読んでいきます。次第に一固まりの文章の流れやリズムを意識して読むようにして、意味や文法にも注意を払いながら音読をしてと、文字数の少ない文章でも長い道のりになります。

 

テキストとにらめっこする勉強法と比べて、音読は手軽な手段ですが、問題と答えのような区切りが存在しない分、達成感が少なく、根気も必要になるので、その意味では本人の頑張りが命なのです。ただし、効果は確実にあります。一緒に頑張っていきましょう。